ディートリヒ・フォン・ベルンとニーベルンゲン族
このページでは、ディートリヒ・フォン・ベルンとジークフリート、ニーベルンゲン族
の物語を手短に要約します。
古代ゲルマンの専門家の方へ注意書き:
まだこの方面に精通しておられない、専門外の方に混乱をきたさぬよう、このサイトでは
英雄たちを一貫してドイツ語名で表記することにしました。これには北欧のサガや詩に
登場する場合もふくまれます。
ディートリヒ・フォン・ベルン は、中世ドイツの数多くの詩に登場します。
ベルン王にして、剛毅なる戦士。歴戦を戦い、王女を救出し、トーナメント大会に
出場せば優勝をかざる英雄です。
ところがドイツ文学には、ディートリヒの生涯を、すべてひとつに収録した
大河作品というものは存在しません。
古期北欧の『シドレクスサガ』は、まさにそれをやってのけてくれているのです。
のちのページでは、『サガ』で語られるこの英雄の生涯と功績を、つぶさながらに
要約してあります。
ディートリヒの功績を要約したページをロードする。
ニーベルンゲン族は、十三世紀のドイツ叙事詩『ニーベルンゲンの歌』に
よって広く知られますが、北欧スカンジナビアの詩文学もやはり、かれらの功績をたたえています。
『ニーベルンゲンの歌』のあらましはこうです::
- ニーベルンゲン族とは、王室の名であり、その兄弟王たちは、姉妹グリムヒルトを
大英雄ジークフリートに嫁がせる。ジークフリートは、ニーベルンゲンの君主
グンテルが、その[武術の腕前]もおそれられるブルンヒルトを負かして、花嫁として勝ち取る
手助けをする。
*なんともまぎらわしいことに、初頭ではニーベルンゲン族は、
ブルゴント族と呼ばれています。
- のちほど、ジークフリートは、ニーベルンゲン王たちの異父兄弟ハーゲンに殺害される。
グリムヒルトは復讐を誓う。フン人アッティラに嫁ぎ、七年後、血族たちをアッティラの宮廷の
饗宴に招く。
そこで喧嘩(暴動)が起き、ニーベルンゲンの王室は滅亡。
ついにアッティラの宮廷に逗留していたディートリヒ・フォン・ベルンが奮起して、ハーゲンをくだす。
北欧スカンジナビアの詩は、『ニーベルンゲンの歌』とはいくつかの点で異なります。
- ジークフリートはグリムヒルトと夫婦になる以前にブルンヒルトと会っていること。
そのとき二人は婚約の契りをかわしたかもしれないし、かわさなかったかもしれない。
ニーベルンゲンの宮廷にやってきたジークフリートは、媚薬を盛られてブルンヒルト
のことを忘れ、グリムヒルトに恋して結婚する。
- アッティラがニーベルンゲン族を討つ理由が、 『ニーベルンゲンの歌』とは異なること:
こちらではアッティラは、ニーベルンゲンの財宝に目がくらんだため、となっている。
さらには、ニーベルンゲンの王らが到着するまえに、グリムヒルトは兄弟である王らを警告すること、
そしてのちには、アッティラを殺して兄弟の仇をとること。
紹介の続き。